「エンゼルス４－３レンジャーズ」（１９日、アナハイム）

　ショータイムがド派手に帰ってきた。エンゼルス・大谷翔平投手（２６）がレンジャーズ戦に「６番・指名打者」で７試合ぶりにスタメン出場。３点を追う二回の第１打席で右越え６号ソロを放った。

　１０４勝右腕リンの外角１５３キロを弾丸ライナーではじき返す会心の一撃。「１打席目で結果が出るか出ないかで全然違う。そういう意味ではすごい良かった」。続く五回の打席では追い込まれながらも中前打。次打者の右中間二塁打で一気に生還し、チームの逆転勝利に貢献した。

　打席機会のなかった１週間で取り組んだのは「（バットを）構えた時の全体の見え方」だ。首脳陣の助言に耳を傾け、自身の感性でよりよい感覚を追求。「どの球に対しても強く振れて打球速度も出ていた。ボールの見え方はすごい良かったので結果も良かった」と手応えを口にした。

　残り７試合。プレーオフ圏内の地区２位アストロズとの差は３・５ゲーム。「勝つためにしっかり仕事をしたい」。可能性がある限り、絶対に諦めない。