ダルビッシュ、日本投手初の最多勝 「サイ・ヤング賞」有力候補に
カブスのダルビッシュ有投手(34)は26日、日本投手初の最多勝を確定させた。同日までの8勝でナ・リーグ単独トップを守り、7勝のパドレスのデービーズ、ブレーブスのフリード両投手ら後続が残り試合で上回る可能性が消えた。
最多勝は日本ハム時代を通じ自身初。メジャーで日本投手の主要3部門のタイトルは全て最多奪三振で1995、2001年の野茂英雄、13年のダルビッシュが獲得している。
今季は新型コロナウイルスのため60試合に短縮。ダルビッシュは7月末から7戦連続勝利を挙げるなど7、8月の月間最優秀選手に輝いた。ここまで8勝3敗、防御率はリーグ2位の2・01、奪三振は同3位タイの93。15年の右肘靱帯(じんたい)再建手術から完全復活し、日本勢初のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の有力候補となっている。
チームはこの日のホワイトソックス戦中、2位カージナルスが負けたため、3年ぶりのナ・リーグ中地区優勝が決定。ダルビッシュにとっては、移籍3年目での吉報となった。