筒香 2打数無安打のあと代打送られる 山口は登録されず
「ワイルドカードシリーズ・第1戦、レイズ3-1ブルージェイズ」(29日、セントピーターズバーグ)
レイズの筒香嘉智内野手(28)は「1番・指名打者」で出場し、2打数無安打。五回の打席で代打を送られて交代した。ブルージェイズの山口俊投手(33)は同シリーズの登録メンバー28人に入ることができなかった。試合はレイズが勝って、地区シリーズ進出に王手をかけた。
レギュラーシーズンに引き続き、リードオフマンとして起用された筒香。初回、ブルージェイズの先発右腕シューメーカーの初球、低めの148キロ直球を積極的に打ったが、ボールの下をたたいた打球は高く上がって中飛に倒れた。
両軍無得点の三回1死の打席は3球三振。見送った初球、高めの150キロをストライクと判定された後、138キロスプリットを空振りし、最後は高めの151キロに再び、バットは空を切った。
ブルージェイズは四回から左腕のレイが登板。今季の対右投手の打率・183、6本塁打、20打点、出塁率・303に対し、対左投手は・222、2本塁打、4打点、出塁率・333の筒香だったが、五回の打席で代打を送られて交代した。
ブルージェイズはこの日の試合前に同シリーズの登録メンバーを発表。元阪神・ドリスらが名を連ねたブルペン陣9人の中に山口の名前はなかった。メジャー1年目の今季はリリーフで17試合に登板して2勝4敗、防御率8・06。今月上旬まで防御率3点台をキープしていたが、15日のヤンキース戦で1回1/3を投げて4四球7失点、さらにレギュラーシーズン最後の2登板で4失点、3失点と安定感を欠いた。