マエケン「勝って笑顔で終わりたかった」2連敗でプレーオフ敗退
「ワイルドカードシリーズ・第2戦、ツインズ1-3アストロズ」(30日、ミネアポリス)
前田健太投手(32)が所属するツインズはアストロズに2連敗を喫し、シリーズ敗退が決まった。チームは04年のヤンキースとの地区シリーズ第1戦を最後に勝っておらず、ポストシーズン18連敗となった。
前日の第1戦に先発し、5回無失点と好投した前田は試合後、オンライン取材に応じ「ポストシーズンは勝ち進んでいくものだと信じてチームとして戦ってますし、こうして一番最初に負けてしまったのはすごく悔しい気持ちですね」と感想。クラブハウスでは首脳陣や選手らと言葉を掛け合い、「負けてあいさつするのは一番悲しい瞬間というか、寂しい瞬間なので、勝ってみんなで笑顔で終わりたかったというのはあります」と話した。
昨オフにドジャースからトレードで移籍。新型コロナウィルスの感染拡大の影響で60試合の短縮シーズンとなったが、新天地ではメジャー1年目以来、4年ぶりに最終戦まで先発ローテーションを任され、チーム最多タイの6勝、同ベストの防御率2・70を残した。「僕にとってはすごくいい1年になりましたし、成長を感じることができた。充実した1年。負けたことに関してはすごく悔しいですけど、内容的には自信になる1年だったと思います」とにこやかに話した。
来季はドジャースから引き継がれた8年契約の6年目。前田は「さらに成長していきたいなと思います。今年のままでは来年は同じ結果を残せないと思うので、今年いいものを出すことができましたけど、さらに来年はもっともっと、いろんなことにチャンレンジしながら成長できる1年にしたいなと思います」と意欲。「トレードで来てすごく温かく迎えてもらってこのチームのためになんとか貢献してワールドチャンピオンになれるように、力になれるように自分自身もっと成長していきたいなと思います」と気持ちを新たにした。