マー君 雨に打たれ6失点も地区S進出 全身ずぶぬれ「厳しかった」
「ワイルドカードシリーズ・第2戦、インディアンス9-10ヤンキース」(30日、クリーブランド)
日本でも経験したことのない強い雨と風。全身ずぶぬれになりながら、ヤンキースの田中が懸命に腕を振った。天候不良で開始が43分遅れた試合。「相当厳しかった」。初回に連続二塁打で1点を失うと、33分の中断後にも連打で3失点した。
しかし、二回から3イニング連続無失点。「これ以上、勝つチャンスを摘んでしまってはダメだと思って色んな工夫、修正をした」。球場に駆け付けた、まい夫人と子供の声援に応える粘投だった。
2点リードの5回途中、勝ち投手の権利を目前にして75球降板。残した2走者が生還し、プレーオフ自己最多の6失点。乱打戦を制してシリーズを突破したが、「後味は相当悪い」と悔しがった。
次の相手は筒香が所属するレイズ。「相手を上回れるようにしっかり調子を上げていければ」。納得のいく投球で勝ってみせる。