マー君 当初は米メディア「残留」予想もPO不調で評価一変
「ア・リーグ地区シリーズ・第5戦、レイズ2-1ヤンキース」(9日、サンディエゴ)
田中将大投手(31)が所属するヤンキースはレイズとのア・リーグ地区シリーズ第5戦に敗れて2勝3敗となり、プレーオフ敗退が決まった。今季で7年契約が満了する同投手は試合後のオンライン会見で日米通じて自身初のフリーエージェント(FA)を見据え、「悔いのない選択をしていければ」と話した。
米スポーツサイト「SBネーション」がヤ軍の田中への契約延長提示条件を3年5500万~6500万ドル(約58~69億円)と予想したのは公式戦最終日の9月27日のこと。当時の米メディアの大方の予想は「残留」だった。
ところがプレーオフで不調に終わると、評価は一変した。ニューヨーク・ポストは「タナカのヤンキース人生は最も残酷な形で終わったかもしれない」との見出しで「今より低く抑えた年俸で1年契約ならあり得る」と伝えた。
球団と所属選手の独占交渉期間はワールドシリーズ終了から5日間。その間に合意できなければ、選手はFAになる。FA後も旧所属球団との交渉を継続できるため、残留の可能性は十分にある。2桁勝利を計算できる投手は他球団にとっても大きな魅力。オフも田中から目が離せない。