筒香、「8番DH」6戦ぶり出場 12年ぶりワールドシリーズ進出にあと1勝
「ア・リーグ優勝決定シリーズ・第4戦、アストロズ-レイズ」(14日、サンディエゴ)
レイズの筒香嘉智内野手(27)が「8番・指名打者」で出場することが発表された。同内野手のスタメン出場はヤンキースの田中将大投手(31)と対戦したア・リーグ地区シリーズ第3戦以来、6試合ぶり。チームがシリーズ3連勝で12年ぶりワールドシリーズ進出に王手を懸けた試合でポストシーズン(PS)初安打を目指す。
同内野手はここまでPS10試合のうち3試合(先発2試合)に出場。9月29日のブルージェイズとのワイルドカードシリーズ第1戦は「1番・DH」で起用されたが、2打数無安打で途中交代。その後は2試合連続で出場機会がなかった。ヤンキースとの地区シリーズでは第2戦に代打で凡退。3戦ぶりにスタメン出場となった第3戦は「5番・DH」で田中に2打席無安打に抑えられるなど、5打数ノーヒット。以降は5試合連続でベンチを温め続けた。
今季の筒香はレギュラーシーズン60試合のうち51試合に出場し、打率・197(157打数31安打27四死球)、8本塁打、24打点、出塁率・314だった。
レイズはPS全10試合にスタメン出場していた中堅キーアマイアーが前日のシリーズ第3戦の六回の打席で159キロの直球を左手首に受ける死球の後、途中交代。検査で異常は見られなかったが、この日はラインアップを外れ、代わってマーゴーが中堅に入った。
アストロズの先発は、通算208勝、09年にサイ・ヤング賞を獲得しているベテラン右腕のグレインキー。今PSは2試合に先発し、前回8日のアスレチックスとの地区シリーズ第4戦は5回途中4失点だった。
レイズのラインアップ(数字はレギュラーシーズンの成績)
1番・中堅 マーゴー 打率・269、1本塁打、11打点
2番・右翼 メドウズ 打率・205、4本塁打、13打点
3番・左翼 アロザレーナ打率・281、7本塁打、11打点
4番・一塁 崔 打率・230、3本塁打、16打点
5番・二塁 ブロッソー 打率・302、5本塁打、12打点
6番・三塁 ウェンドル 打率・286、4本塁打、17打点
7番・遊撃 アダメス 打率・259、8本塁打、23打点
8番・DH 筒香 打率・197、8本塁打、24打点
9番・捕手 ズニーノ 打率・147、4本塁打、10打点