レイズ足踏み 3連勝のち3連敗 筒香は代打で結果も…崖っぷちに
「ア・リーグ優勝決定シリーズ・第6戦、レイズ4ー7アストロズ」(16日、サンディエゴ)
リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)はサンディエゴなどで行われ、第6戦のア・リーグはアストロズ(西地区2位)が筒香嘉智外野手(28)の所属するレイズ(東地区1位)を7-4で破り、3勝3敗のタイに持ち込んだ。ナ・リーグはアーリントンで第5戦が行われ、ドジャース(西地区1位)がブレーブス(東地区1位)に7-3で勝ち、2勝3敗とした。
レイズは3連勝後の3連敗で、ついに後がなくなった。キャッシュ監督は「この試合は望んだ結果ではなかった」と嘆いた。
駒が豊富で、早いタイミングでつぎ込んで勝利に貢献してきた救援陣が精彩を欠いている。この日も1-0の五回無死一、二塁から登板したカスティーヨが逆転を許した。前日の第5戦でサヨナラ本塁打を浴びたアンダーソンに続き、リリーフの主力がポイントとなる場面で崩れた。
打線は2-7の八回にマーゴーが2ランを放ったが、反撃が遅かった。九回は1死から筒香が代打で安打を放ちながら、次の打者が併殺打に倒れ、試合終了。12年ぶりのワールドシリーズ進出へ、あと1勝で足踏みが続き、監督は「フラストレーションがたまっている」といら立ちをのぞかせた。
逆に崖っぷちに立たされ、第7戦で雌雄を決する。指揮官は「やり返さなければいけない。打者が得点し、先発を援護すると信じている」と打線の奮起に期待した。