レイズ、ワールドS進出 筒香、日本選手14人目の大舞台へ
「ア・リーグ優勝決定シリーズ・第7戦、レイズ4-2アストロズ」(17日、サンディエゴ)
リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)は17日、サンディエゴなどで行われ、第7戦のア・リーグは筒香嘉智外野手(28)のレイズ(東地区1位)がアストロズ(西地区2位)を4-2で下し、4勝3敗で12年ぶりのワールドシリーズ(WS)進出を決めた。筒香は出番がなかった。ナ・リーグは第6戦で、ドジャース(西地区1位)がブレーブス(東地区1位)を3-1で破り、3勝3敗のタイとした。
勝利の瞬間、筒香は仲間たちとともに笑顔でフィールドに飛び出した。3連勝からまさかの3連敗。苦しんだ分だけ喜びは大きかった。
ヒーローはキューバ出身のアロサレーナだ。初回にポストシーズン(PS)新人最多となる7本目の本塁打で2点を先制。その後も着実に加点し、逃げ切った。7試合で打率・321、4本塁打をマークし、シリーズMVPを受賞。「このチームでプレーできてとても幸せです」と話した。
今季の総年俸は30球団中28位。メジャーを代表するスモールマーケット球団は創意工夫を重ねて10年ぶり地区優勝。キャッシュ監督は「とても特別な気持ち。結婚した時や子供が生まれた時よりもずっとずっと気分がいい」とジョークで喜びを表現した。
筒香は3試合連続でスタメンを外れ、出番がなかったが、日本選手では2018年ドジャースの前田以来、2年ぶり14人目となる大舞台に立つ。ワールドシリーズ開幕は3日後。98年の球団創設時からの悲願を成就させる。