ドジャース先勝 カーショー6回1失点好投 レイズ筒香は出番なし
「ワールドシリーズ・第1戦、ドジャース8-3レイズ」(20日、アーリントン)
ドジャースが快勝し、88年以来、32年ぶりのワールドチャンピオンに向けて好スタートを切った。
先発のベテラン左腕カーショーが6回2安打1失点、8奪三振の好投で勝ち投手に。ポストシーズン歴代2位の通算201奪三振とし、バーランダー(アストロズ)の持つ最多記録205三振まで4個とした。打っては両軍無得点の四回にベリンジャーが中越え2ランで先制すると、1点差に迫られた五回には1912年以来、シリーズ108年ぶりとなる1イニング3盗塁の足技と単打3本で4点を奪って試合を有利に進めた。
ベリンジャーは前戦、18日のブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦で決勝弾を放った後にチームメートとのエルボータッチで右肩を脱臼。周囲をヒヤリとさせたが、この日は四回の本塁打で生還した後、仲間たちと足を使った“フットタッチ”で喜びを爆発させた。また、レッドソックス時代の18年にドジャースを破ってワールドチャンピオンになっているベッツは1番で1本塁打を含む2安打1打点2得点2盗塁で勝利に貢献した。
レイズは2点を追う五回にキーアマイヤーのソロで1点差としたが、七回に4長短打で2点を返すのがやっとだった。筒香は4試合連続でスタメンを外れて出番なし。キャッシュ監督はドジャースの先発カーショーが降板した後、3選手を代打で起用したが、筒香の出場機会は巡ってこなかった。