ドジャース先勝 カーショー6回1失点、ベリンジャー先制2ラン
「ワールドシリーズ・第1戦、ドジャース8-3レイズ」(20日、アーリントン)
米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は20日、アーリントンで開幕し、32年ぶり7度目の制覇を目指すドジャース(ナ・リーグ)が初の頂点を狙うレイズ(ア・リーグ)を8-3で破り、白星発進した。新型コロナウイルスのため中立地での開催で、観衆は1万人あまりに限定する。第2戦は21日(日本時間22日)に行われる。
大舞台でスター軍団が本領を発揮した。ドジャースが最優秀選手を経験した2人とサイ・ヤング賞左腕の活躍で、投打に圧倒した。
四回、昨季MVPのベリンジャーが均衡を破った。1死二塁から98マイル(約158キロ)の内角球を豪快に引っ張って2ラン。リーグ優勝した18日に決勝ソロを放った際、喜びのあまり同僚と派手に体をぶつけて肩を痛めた反省から、足と足を合わせ「今後のキャリアはずっとこれでいくかも」と冗舌だった。
五回はレッドソックス時代の2018年のMVPベッツが俊足で、一挙4点の起点になった。四球から2盗塁で三進すると、一塁へのゴロで本塁に突入。捕手のタッチをかいくぐって生還し「後ろにつなげることができた」。六回にはソロで追加点をもたらした。
サイ・ヤング賞3度受賞のカーショーは六回までソロによる最少失点とした。完勝でチーム悲願の栄冠に好発進。ベッツは「いい仕事はできた。ただ、自分の主な責務はワールドシリーズを勝つことだ」と浮かれることはなかった。