レイズ、決勝打のフィリップスは涙目「信じられない」あと1球から劇的逆転サヨナラ

ドジャース戦の9回、サヨナラの失策を誘う適時打を放つレイズのフィリップス=アーリントン(共同)
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 「ワールドシリーズ・第4戦、レイズ8-7ドジャース」(24日、アーリントン)

 レイズは1点ビハインドの九回にドジャースの守護神ジャンセンを攻略し、相手野手の失策が絡んで逆転サヨナラ勝ち。シリーズを2勝2敗とした。筒香は第3戦に続いて代打で出場し、6-7の九回に先頭で空振り三振だった。

 だれもがその目を疑った。6-7の九回2死一、二塁。八回に代走で途中出場したレイズのフィリップスが、シリーズ初打席を迎えた。カウント1ボール2ストライクと追い込まれながら、抑えのジャンセンから中前打を放った。ところが、焦ったドジャースの中堅テイラーが打球をグラブのふちに当て、そらしてしまう。

 二走キーアマイヤーが同点のホームイン。一走アロサレーナも本塁を狙ったが、三塁を回ったところで足を滑らせて転倒。すぐに立ち上がって走り始めるも、内外連携をへて送球されたボールはすでに捕手のミットへ。万事休すかと思われたその瞬間、捕手のミットからボールがこぼれる。アロサレーナが頭からホームへ飛び込み、劇的なサヨナラ勝利を手にした。

 負ければ1勝3敗の崖っぷちだった。歓喜が渦巻くフィールドでヒーローインタビューを受けたフィリップスは涙目で「起こったことが信じられないよ」と声を震わせた。

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