レイズ・筒香 WS3試合連続代打出場も無安打 チーム崖っぷち、第6戦で巻き返しへ
米大リーグのワールドシリーズ(WS=7回戦制)は26日、休養日となり、3勝2敗で32年ぶり7度目の制覇にあと1勝のドジャース(ナ・リーグ)は全体練習がなく、選手数人がキャッチボールをこなすなど軽めに動いた。筒香嘉智外野手(28)が所属し、初の頂点まで後がないレイズ(ア・リーグ)も全体での調整は行わなかった。27日(日本時間28日)に行われる第6戦で決着しなければ、28日(同29日)に第7戦が実施される。
メジャー1年目にして優勝を争う大一番まで進んだ筒香は、チームに貢献できない苦しい日々が続く。23日の第3戦から3試合連続で代打として起用されたが無安打。「最高の舞台」と話していたWSでの初安打が遠い。
ポストシーズンに入ってベンチを温める試合が増えた。ワイルドカードシリーズからWSの第5戦までチームは19試合をこなしたが、筒香の先発出場は3試合のみ。日本時代から代打起用になじみはないが、同じ左翼のアロザレーナがポストシーズンで9本塁打と絶好調。少ない打席で結果を出さなければチャンスが巡ってこない状況となっている。
16打数2安打の数字に加え、本塁打、二塁打、四球もゼロと持ち味の長打力、選球眼が影を潜めている。レギュラーシーズンでは筒香の出塁から得点につなげる形もあっただけに現状を打破したい。
レイズが第6戦を落とせば、筒香の1年目も終わりを迎える。待望のWS初安打を放ち、日本の誇る強打者として足跡を残せるか注目だ。