コロナ陽性ターナーをMLB“断罪” マスクせず“祝勝会”「全員を危険にさらした」
27日のワールドシリーズ第6戦の試合中に新型コロナウイルス感染が判明し、途中交代後、大リーグの規約を破って優勝決定後の“祝勝会”に参加したドジャースのジャスティン・ターナー内野手(35)の行動が波紋を広げている。米大リーグ機構(MLB)は28日(日本時間29日)、同内野手を調査すると発表。声明では「彼と接触した全員を危険にさらした」と非難した。
MLBが発表した異例の声明に、波紋が広がっている。新型コロナウイルス感染が判明した後、“祝勝会”に参加したドジャースのターナーについて「優勝を祝いたい気持ちは理解できるが、隔離場所を離れ、フィールドに出たターナーの判断は誤りであり、彼と接触した全員を危険にさらした」と非難した。
同内野手はワールドシリーズ第6戦に「3番・三塁」で出場。チームが六回に逆転に成功した後、2-1の八回の守備で途中交代した。声明では「研究所から陽性反応の結果を受けた後、直ちに規約に従って交代させる措置を取った。周囲への安全確保のためにターナーを隔離状態にした」と説明。ただ試合後、感染防止措置を取らずグラウンド内に姿を現したことで、影響は各方面へと波及した。
接触が疑われたドジャース関係者が優勝セレモニー後に検査を受けた。さらにドジャースと対戦相手のレイズの選手、関係者もこの日、再検査を受診。当局から渡航許可が出た後、各本拠地に戻ることが明らかになった。
「ターナーが規約同意書や、他者への安全保護に関する指導を無視したのは明白である」と声明で“断罪”したMLB。ターナーは優勝決定後に自身のツイッターを更新し「気分はいいし、全く症状もない」と元気であることをアピールした。
ただフォロワーからはフィールド上でチームメートと抱き合い、マスクを着用せずに集合写真に納まるなどの行動に対し、「お願いだから致死性ウイルスをばらまかないで!」などと批判的な書き込みも寄せられた。
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