MLB、陽性判明後祝勝会参加のド軍ターナーを不問に 本人は反省と謝罪

 10月27日(日本時間10月28日)のワールドシリーズ第6戦の試合中に新型コロナウイルス陽性判明で途中交代した後、大リーグの規約を破って試合後の優勝記念撮影に参加したドジャースのジャスティン・ターナー内野手(35)について米大リーグ機構(MLB)は6日(同7日)、調査結果を公表し、同内野手を不問に付した。MLBはシリーズ閉幕後に「優勝を祝いたい気持ちは理解できるが、隔離場所を離れてフィールドに出たターナーの決断は誤りであり、彼と接触した全員を危険にさらした」と非難し、同内野手を調査すると発表していた。

 MLBはターナーを罰しなかった理由として、(1)チームメートが隔離場所から出て記念撮影に参加するように働きかけた、(2)ターナー氏は球団職員から記念撮影参加の許可が出たと思っていた、などと説明。「最後に、MLBはこの事態に対してより効果的に対処することはできた。例えば、ターナー氏が隔離された際に監視係としてセキュリティ担当者をつけたり、迅速にターナー氏を球場からホテルへ移送したりするべきだった」と機構側にも落ち度があったことを認めた。

 ターナーはこの日、MLBを通じて声明を発表し、「先週の火曜日にワールドシリーズで勝利して、私のチームメートと私は32年もの長い間、待ち続けたロサンゼルスの街に優勝をもたらした」との書き出しで、試合途中に陽性が判明した時や優勝が決まった時の心境や状況を説明。「私は自分の行動に対して言い訳するつもりはありませんが、自分の気持ちを述べたい。ワールドシリーズで勝つことは私の長年の夢であり、野球人生最大の目標でした」と熱い思いをつづった。

 また、マスクを外して記念撮影に参加したことには「後から振り返れば、フィールドに誰もいなくなった後で妻と一緒に写真を撮るべきでした。不適切な行動についてフィールド上の皆様に心からお詫びします」などと反省と謝罪の言葉を記した。

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