マエケン、サイ・ヤング賞2位 日本勢初受賞ならず ビーバーが満票初選出
全米野球記者協会(BBWAA)は11日(日本時間12日)、最も優秀な投手に贈られる「サイ・ヤング賞」を発表し、ア・リーグはインディアンスのシェーン・ビーバー投手(25)が満票で初受賞。最終候補3人に入っていたツインズの前田健太投手(32)は2位の得票数で日本勢初の受賞はならなかった。
昨オフにトレードでドジャースからツインズへ移籍した前田は11登板で6勝1敗、防御率2・70をマーク。WHIP(1イニングあたり被安打と与四球数の合計)は両リーグ1位の0・75を記録するなど、新天地でエース級の成績を残した。
ビーバーはメジャー3年目で初の栄誉。今季、リーグ1位の8勝(1敗)、防御率1・63、122奪三振で投手3冠を獲得するなど、他の投手を圧倒する成績を残した。
同賞はBBWAAの会員各30人が5名連記で投票。1位7点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点とし、その合計点で決定する。
▽ア・リーグ、サイ・ヤング賞投票上位5人は以下のとおり。
(1)ビーバー(インディアンス)210点(1位票30)
(2)前田(ツインズ)92点(1位票0、2位票18、3位票4、4位票2、5位票4)
(3)柳(ブルージェイズ)51点(1位票0、2位票4、3位票7、4位票5、5位票4)
(4)コール(ヤンキース)50点(1位票0、2位票2、3位票6、4位票10、5位票4)
(5)カイケル(ホワイトソックス)46点(1位票0、2位票5、3位票4、4位票5、5位票4)