ダルビッシュとマエケン、サイ・ヤング賞2位の快挙 ナはバウアー、アはビーバー
全米野球記者協会(BBWAA)は11日(日本時間12日)、最も優秀な投手に贈られる「サイ・ヤング賞」を発表し、ナ・リーグはレッズのトレバー・バウアー投手(29)、ア・リーグはインディアンスのシェーン・ビーバー投手(25)が初受賞。ナとア、ぞれぞれのリーグで最終候補3人に入っていたカブスのダルビッシュ有(34)とツインズの前田健太投手(32)はともに2位の得票で日本勢初の受賞はならなかった。
今季のダルビッシュは12登板で8勝(3敗)を挙げて日本人初の最多勝タイトルを獲得。リーグ2位の防御率2・01、同4位の93奪三振をマークし、メジャー8年目で最も安定した投球を披露した。同賞はレンジャーズ時代の13年にも2位に入っており、自身7年ぶりのトップ3入りを果たした。
昨オフにトレードでドジャースからツインズへ移籍した前田は11登板で6勝1敗、防御率2・70をマーク。WHIP(1イニングあたり被安打と与四球数の合計)は両リーグ1位の0・75を記録するなど、新天地でエース級の成績を残した。
同賞はBBWAAの会員各30人が5名連記で投票。1位7点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点とし、その合計点で決定する。
▽ナ・リーグ、サイ・ヤング賞投票上位5人は以下のとおり
(1)バウアー(レッズ)201点(1位票27、2位票3)
(2)ダルビッシュ(カブス)123点(1位票3、2位票24、3位票2)
(3)デグロム(メッツ)89点(1位票0、2位票3、3位票23、4位票4)
(4)ラメット(パドレス)57点(1位票0、2位票0、3位票5、4位票20、5位票2)
(5)フリード(ブレーブス)15点(1位票0、2位票0、3位票0、4位票4、5位票7)
▽ア・リーグ、サイ・ヤング賞投票上位5人は以下のとおり。
(1)ビーバー(インディアンス)210点(1位票30)
(2)前田(ツインズ)92点(1位票0、2位票18、3位票4、4位票2、5位票4)
(3)柳(ブルージェイズ)51点(1位票0、2位票4、3位票7、4位票5、5位票4)
(4)コール(ヤンキース)50点(1位票0、2位票2、3位票6、4位票10、5位票4)
(5)カイケル(ホワイトソックス)46点(1位票0、2位票5、3位票4、4位票5、5位票4)