日本ハムからポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指す有原航平投手（２８）が、レンジャーズと２年６００万～７００万ドル（約６億２０００万～７億２５００万円）で合意したと２５日（日本時間２６日）、ＭＬＢネットワークのマーク・フェインサンド記者が自身のツイッターで伝えた。同投手の交渉期限は米東部時間２６日午後５時（同２７日午前７時）だった。

　同投手の年俸総額が７００万ドル（約７億２５００万円）の場合、レンジャーズは日本ハムに譲渡金として２０％の１４０万ドル（約１億５０００万円）支払う。今後、ＭＬＢやＮＰＢなどから正式なアナウンスがある見通しだ。

　レンジャーズは今季２２勝３８敗でア・リーグ西地区最下位に低迷。シーズン終了後に先発の柱として期待されていたクルバーの来季オプションを拒否し、エース格のリンをホワイトソックスへトレードで放出するなど、先発ローテーションの強化が急務だった。

　有原はギブソン、ライルズらとともに先発陣の柱として期待されている。ア・リーグ西地区には大谷がプレーするエンゼルス、菊池が在籍するマリナーズが所属しており、来季は新たな日本人対決が注目を集めそうだ。

　◆有原　航平（ありはら・こうへい）１９９２年８月１１日生まれ、２８歳。広島県出身。１８９センチ、９５キロ。右投げ右打ち。投手。広陵から早大を経て、２０１４年度ドラフト１位で日本ハム入団。プロ１年目の１５年５月１５日・オリックス戦（札幌ドーム）で初登板初先発初勝利。同年新人王。１９年は１５勝（８敗）を挙げ、最多勝を獲得。通算成績は１２９試合６０勝５０敗２セーブ１ホールド、防御率３・７４。