ダルビッシュ シカゴの家は「どうしよう」パドレスへトレード合意間近報道
カブスのダルビッシュ有投手(34)がパドレスへのトレード合意に近づいていると28日(日本時間29日)、地元紙サンディエゴ・ユニオントリビューンが伝えた。
同紙が両チーム間の交渉状況を知る2人の情報筋の話として伝えたところによると、ダルビッシュ以外の選手は明らかになっていないが、すでにパドレスは交換要員を決めているとのこと。一部の米メディアはダルビッシュの女房役のカラティニ捕手も含まれていると予想した。
この日、ダルビッシュは音声配信アプリ「stand.fm」で自身がホストを務める「ダルビッシュの言いたい放題」をライブ配信。リスナーからトレードに関する質問を受け、「MLBではそういう雰囲気になってますねえ」と返答。「シカゴの家はどうする?」の問いかけに「どうしよう」と戸惑っている様子だった。
パドレスはエース格のクレビンジャーが右肘手術のリハビリのため、来季の登板が見込めず、先発ローテ-ションの強化が急務。前日にはレイズとのトレードでエース左腕のスネルを獲得したことが報じられたばかりだった。
ダルビッシュは8年目の今季、12登板で8勝(3敗)を挙げて日本人初の最多勝タイトルを獲得。リーグ2位の防御率2・01、同4位の93奪三振をマークし、メジャー移籍後、最も安定した投球内容だった。年間最優秀投手に与えられるサイ・ヤング賞の投票では2位に入り、レンジャーズ時代の13年以来、7年ぶりにトップ3入りを果たした。