米大リーグ、パドレスが韓国リーグのキウムからポスティングシステムを使って米大リーグ移籍を目指したキム・ハソン（金河成）内野手（２５）と４年２５００万ドル（約２６億円）で合意した、と２８日（日本時間２９日）、地元紙サンディエゴ・ユニオントリビューン電子版が伝えた。

　右打ちのキムは１４年にプロデビューし、７年の通算成績は８９１試合、打率・２９４、１３３本塁打、１３４盗塁。今季は１３８試合に出場し、打率・３０６、３０本塁打、１０９打点、２３盗塁、出塁率・３９７、長打率・５２３だった。

　パドレスは遊撃タティスと三塁マチャドがメジャー屈指の三遊間コンビを形成。韓国では遊撃手と三塁を守ったキムは二塁へのコンバートが予想されているが、同紙は「確定した計画はない」と記した。

　パドレスは前日にレイズとのトレードで１８年サイ・ヤング賞左腕のスネルを、さらにカブスから今季最多勝のダルビッシュを獲得したと報じられている。今季はナ・リーグ西地区２位で１４年ぶりにプレーオフを進出したが、地区８連覇のドジャースに地区シリーズで完敗。ライバルチームは快進撃で３２年ぶりにワールドチャンピオンに輝いている。同紙はキムについて「王者ドジャースを倒すための補強策の重要な一部」と、チームの期待の大きさを表現した。