ダルビッシュ 巨人菅野ら残留の背景言及 コロナ禍のメジャー移籍市場「相当、大変」

 カブスのダルビッシュ有投手が11日、プレミアム音声サービス「Now Voice」に投稿。巨人・菅野や日本ハム・西川など、ポスティングシステムの交渉不成立で今オフのメジャーリーグ移籍を断念した背景について言及した。

 菅野は「いろんな話をする中で、100%自分が納得できるものがなかった」と話しているが、ダルビッシュはここ数年においてメジャーリーグの移籍市場の動きが鈍いことを指摘。「各チームお金をいっぱい払いたくないというチームが増えている状況で、コロナでさらにお金があったとしてもお金がないと言える状況で、進みがすごく悪いらしくて。相当、大変なんじゃないかと思います」とした。

 近々にFA権を取得する選手にとっては難題であることを説明したうえで「今年でコロナがおさまってもお金が返ってくるわけでもないし、この数年、まだこういう感じが続くんじゃないかな」と予測。厳しい現状に、「この後、フリーエージェントで日本からこようが、ポスティングでこようが、今まで日本人選手がもらっていた額はなかなかもらえなくなってくるので、どこかで妥協しなければいけない風になってくるのではないかと思っています」と語った。

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