大リーグの年俸調停権とは…今オフは大谷含む13人が合意に至らず
米大リーグ、エンゼルスのペリー・ミナシアンGM(40)は15日(日本時間16日)、電話会見を行い、メジャー3年目を終えて初めて年俸調停権を取得した大谷翔平選手(26)の今季年俸を、年俸調停委員会の裁定に委ねる意向を示した。
年俸調停権とは、契約交渉が不利にならないためにメジャー在籍日数が3年以上6年未満で、複数年契約を結んでいない選手に与えられる権利。在籍日数が3年未満でも2年130日以上で好成績を残した上位選手は特例で認められる。
選手と所属球団が互いの希望額を1月中旬の期限に提示。第三者機関の年俸調停委員会が開かれる2月までに合意できなければ、同委員会の裁定に委ねられ、勝った側の希望額が当年の年俸になる。
米報道によると、今オフは大谷を含む13人が合意に至っていない。両者の開きが最も大きかったのはアストロズのコレア内野手で1250万ドル(約13億円)の希望額に対し、球団は275万ドル(約2億8千万円)低い975万ドル(約10億2千万円)を提示した。
日本選手では15年オフに田沢(当時レッドソックス)が415万ドル(約4億3千万円)を希望し、球団は270万ドル(約2億8千万円)を提示。しかし、年俸調停委員会の前に337万5千ドル(約3億5千万円)で合意している。(金額は推定)