カブスからＦＡなったジョン・レスター投手（３７）がナショナルズと１年５００万ドル（約５億２０００万円）で合意した、とシカゴのラジオ局ＷＳＣＲ－ＡＭのブルース・レバイン記者が１８日（日本時間１９日）、自身のツイッターで伝えた。２年目、２２年の契約は相互オプションだという。

　レスターは０２年ドラフトでレッドソックスの２巡目で指名され、０６年にメジャーデビュー。３年目の０８年に１６勝を挙げるなど、４連続２桁勝利＆３年連続２００回投球をクリアしてメジャー屈指の先発左腕となる。０７年と１３年のワールドチャンピオンに貢献した後、１４年途中にアスレチックスへトレード。１５年にカブスと６年１億５５００万ドル（約１６１億２０００万円）の大型契約で合意した。新天地ではエースとして５年連続２桁勝利と年間３０先発を記録。１６年にはチーム１０８年ぶり、自身チーム１０８年ぶり、自身３度目のワールドシリーズ制覇を達成し、１８年は１８勝を挙げて自身初のタイトルを獲得した。

　メジャー１５年の通算成績は４２４登板、１９３勝１１１敗、防御率３・６０。球宴５回。契約最終年だった昨季は年俸２０００万ドル（約２０億８０００万円）で１０試合、３勝３敗、防御率５・１６だった。昨季終了後に球団が２１年の契約１０００万ドル（約１０億４０００万円）のオプションを行使しなかったため、ＦＡになっていた。

　レスターはあと７勝に迫った通算２００勝の節目をカブスで迎えたい意向を示していたと報じられていた。しかし、同記者によると、カブスが提示した条件はナショナルズのそれには近くなかったという。