米野球殿堂入り投票 8年ぶり該当者なし 元楽天ジョーンズ、元高知ラミレス両氏も届かず
米国野球殿堂は26日(日本時間27日)、今年の殿堂入り選手の該当者なしと発表した。全米野球記者協会(BBWAA)の記者による投票で該当者がなかったのは13年以来、8年ぶりで1936年の第1回投票から77年で9度目。
殿堂入りの選考対象となる選手は「大リーグで10年以上プレーし、引退から5年が経過」が条件。投票は全米野球記者協会(BBWAA)在籍10年以上の記者によって行われ、候補者の中から10人までを選び、75%以上の得票率が必要となる。選考対象期間は10年で、得票率5%未満の場合は資格を失う。
今年の選考対象は25人で最高得票率はメジャー通算216勝のカート・シリング氏(54)で71・1%(285票)だった。前年70%で殿堂入りが期待されたが、票を伸ばすことができず、16票足りなかった。
ブレーブスなどで活躍し、13、14年に楽天でプレーしたアンドリュー・ジョーンズ氏は33・9%(136票)、レッドソックスなどでプレーし、独立リーグ四国アイランドリーグプラスの高知にも所属したマニー・ラミレス氏は28・2%(113票)。現役時代に禁止薬物使用の疑惑のあったバリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、サミー・ソーサの3氏はそれぞれ61・8%(248票)、61・6%(247票)、17%(68票)だった。