MLBバウアー争奪戦、メッツが3年100億円前後で合意か 米記者の情報錯そう
昨季のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を受賞し、レッズからのFAになっているトレバー・バウアー投手がメッツと合意した、と4日(日本時間5日)、米全国紙USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者が自身のツイッターで伝えた。しかし、同記者のツイッターの直後に大リーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が「まだ合意していない」とつぶやくなど、情報が錯そうしている。
同投手の代理人を務めるレイチェル・ルーバ氏はこの日、ツイッターで「2に減った」と、移籍先が2球団に絞られたことを示唆。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者らはニューヨークを本拠地とするメッツとロサンゼルスが拠点のドジャースの2球団が交渉に加わっているとし、メッツが3年9000万~1億ドル(約95億~105億5000万円)の契約を提示したとみられると伝えた。
バウアーはインディアンス時代の15年からレッズへ移籍した19年まで5年連続2桁勝利を記録。昨季は5勝4敗と勝ち星には恵まれなかったが、リーグ最高の防御率1・73をマークするなど、安定した投球を評価され、カブスのダルビッシュ(現パドレス)らを抑えてサイ・ヤング賞を獲得した。
親日家でもあるバウアーは昨季終了後にツイッターで日本球団も移籍先として検討すると公表し、大きな話題に。また、一部の米メディアが、同投手は史上最高の平均年俸3600万ドル(約37億円)以上を求めていると報じるなど、今オフ最大の目玉選手としてその決断が注目されている。