バウアー、ユーチューブでドジャース合意発表 3年108億円 今季年俸史上最高42億円
昨季のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を受賞し、レッズからFAになっていたトレバー・バウアー投手(30)が5日(日本時間6日)、自身のユーチューブチャンネルで昨季のワールドチャンピオン、ドジャースと合意したことを発表した。大リーグ公式サイトによると、契約内容は3年1億200万ドル(約108億円)。今季の年俸は史上最高の4000万ドル(約42億3000万円)、22年は4500万ドル(約47億6000万円)だという。
バウアーはこの日、自身のユーチューブチャンネルで「MY NEW HOME!!!(私の新しい家だ!!!)」とのタイトルで2分26秒の動画を公開。ドジャースの帽子とユニホームと身に着け、「待ちきれないよ、ドジャース・ファンのみんな」と、高ぶる気持ちを表現した。
バウアーは11年ドラフトでダイヤモンドバックスから1巡目全体3位で指名され、12年にメジャーデビュー。インディアンス時代の15年からレッズへ移籍した19年まで5年連続2桁勝利を記録するなど、メジャー9年の通算成績は75勝64敗1セーブ、防御率3・90。新型コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンとなった昨季は11登板、5勝4敗と勝ち星には恵まれなかったが、リーグ最高の防御率1・73をマークするなど、安定した投球を評価され、カブスのダルビッシュ(現パドレス)らを抑えてサイ・ヤング賞を獲得した。
今オフのFA選手で最高位にランクされ、親日家右腕は日本球団も選択肢に入っていることを公表し話題になっていた。争奪戦の行方が注目される中、前日には同投手の代理人を務めるレイチェル・ルーバ氏が自身のツイッターで「2に減った」と、移籍先が2球団に絞られたことを示唆。米記者がツイッターで「メッツが3年9000万~1億ドル(約95億2000万~105億8000万円)の契約を提示したとみられる」、「メッツと合意」、「まだ合意していない」などと伝え、情報が錯そうした。