元楽天ブラックリー現役引退表明 09年と17年のWBCで豪州代表
14年に楽天でプレーしたトラビス・ブラックリー投手(38)が6日(日本時間7日)、自身のツイッターで現役引退を発表した。
オーストラリア出身のブラックリーは00年10月にマリナーズと契約を結び、04年7月1日のレンジャーズ戦でメジャーデビューし、初先発初勝利を記録。マリナーズの1番イチローが3安打1打点2得点の活躍を見せるなど、打線の援護を受けてうれしい初星を手にした。先発陣の柱として期待されたが、左肩のけがで長期離脱。07年以降はジャイアンツ(12年)、アスレチックス(12年)、アストロズ(13年)、レンジャーズ(13年)でメジャー登板を果たし、10年にメキシコと母国で、11年には韓国でプレーした。
14年に楽天と契約して来日。同年5月25日のヤクルト戦で初登板初勝利をマークしたが、3先発で1勝2敗、防御率5・54と結果を残せず、1シーズンで自由契約となった。15年にマーリンズとマイナー契約を結んで米球界復帰。しかし、メジャー復帰は実現できず、過去2シーズンは再び、豪州リーグで投げた。
メジャー通算成績は9勝9敗、防御率5・23。20年間のプロ生活に別れを告げたブラックリーは、ジェンナ夫人はじめ、これまでサポートしてしてくれた人々への感謝の言葉とともに「長年にわたって良い時、悪い時、多くのことを経験してきましたが、自分が成し遂げてきたことをとても誇りに思います」などとつづった。09年と17年のWBCで豪州代表だった左腕は、今夏開催の東京五輪の出場を目指す母国に協力していく予定だという。