大谷翔平、2年9億円で合意し年俸調停回避 今季年俸4・3倍、22年は5・8億円

 米大リーグ、エンゼルスは8日(日本時間9日)、大谷翔平選手(26)と2年850万ドル(約8億9500万円)の契約で合意し、年俸調停を回避したと発表した。年俸は今季が300万ドル(約3億1600万円)で22年は550万ドル(約5億7900万円)。昨季の年俸70万ドル(約7250万円、162試合換算)だったため、今季は約4・3倍のアップとなる。

 大谷は昨季終了後にメジャー登録3年以上の選手に与えられる年俸調停の権利を初めて取得。今季の年俸に関して330万ドル(約3億4800万円)を希望したのに対し、球団は250万ドル(約2億6300万円)を提示。約8400万円の差を埋めることができず、今月中旬に開かれる聴聞会での裁定に委ねる予定だった。

 大谷のメジャー3年の通算成績は、打者で254試合に出場し、打率・269、47本塁打、147打点、29盗塁、出塁率・340、長打率・503を残し、投手では12登板、4勝3敗、防御率4・39。2年ぶりに二刀流で臨んだ昨季は打率・190、7本塁打、24打点、7盗塁と振るわず、投手としても右肘付近のけがで2試合、1回2/3しか投げることができなかった。

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