ブルージェイズの構想外となり、メジャー４０人枠から外されたことが発表された山口俊投手（３３）が１２日（日本時間１３日）、ＳＮＳで「これからどうなるかはまだわからない」としながらも「悔いが残らないようにチャンレンジして行きます」、「いつでも１００％で動けるように調整するだけ！！」と力強い言葉をつづった。

　今季が２年契約の２年目の山口はこの日、自身のインスタグラムのストーリーズで「報道がでましたが、僕は元気すよ」との書き出しで心配するファンに向けて心境を吐露。「これからどうなるかはまだわからないのですが、自分の選択に後悔、悔いが残らないようにチャレンジして行きます」との言葉の後に力こぶの絵文字を入れ、「まずはいつでも１００％で動けるように調整するだけ！！」と結んだ。

　山口は１９年オフに巨人からポスティングシステムを使ってブルージェイズと２年６３５万ドル（約６億７０００万円）で合意。日本での先発と抑えの経験を生かした投球を期待され、リリーフで１７試合に登板したが、２勝４敗、防御率８・０６と実力を出し切れなかった。

　今オフのブルージェイズは抑え候補として１９年最多セーブのイエーツ、メジャー８年、通算２９１登板のベテラン右腕フェルプスを獲得してブルペン陣を強化した。

　シーズンの構想から外れた山口は今後、（１）他球団へのトレード、（２）マイナー降格後にオープン戦で結果を残してメジャー再昇格を目指す、（３）ＦＡになって他球団への移籍を模索する、という３つの可能性がある。ただし、今季の年俸３１７万５０００ドル（約３億３５００万円）は球団から保証されており、トレードされた場合は移籍先のチームから支払われるため、（２）か（３）の２択になることが予想される。