ドジャースのバウアー、史上最高年俸じゃなかった 3年107億円契約の詳細明らかに

 米大リーグ、ドジャースが3年契約で合意した昨季サイ・ヤング賞右腕、トレバー・バウアー投手(30)の契約内容が13日(日本時間14日)までに明らかになった。

 3年1億200万ドル(約107億1000万円)の契約に関して一部の米メディアは今季の年俸を史上最高額の4000万ドル(約42億円)、22年はさらに上回る4500万ドル(約47億2500万円)などとしていた。

 しかし、米全国紙USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者やMLB情報サイトCot’s Baseball Contractsによると、1億200万ドルには1000万ドル(約10億5000万円)の契約金が含まれており、今季年俸は2800万ドル(約29億4000万円)、来季と23年はいずれも3200万ドル(約33億6000万円)。ヤンキースのゲリット・コール投手の今季年俸でメジャー史上最高額の3600万ドル(約37億8000万円)を下回ることになる。

 契約には各シーズン終了時にバウアーが残りの契約を破棄できるオプトアウトの条項がおり、21年終了時に破棄した場合はバイアウトとして200万ドル(約2億1000万円)が、22年終了時に破棄した場合は1500万ドル(約15億7500万円)が支払われる。

 年俸以外にも細かな条項があり、シーズン開幕から球宴前にア・リーグの球団へトレードされる場合はバウアーの承認を必要とし、球宴後にア・リーグ球団へトレードされる場合は、バウアーが球宴出場していることと、球宴前に80投球回到達か、すべての先発登板で1イニングより多く投球という2つの条件をクリアしていれば、同投手の承認が必要とされるという。

 バウアーは11年にドラフト1巡目全体3位でダイヤモンドバックスと契約し、12年にメジャーデビューした。インディアンス時代の15年からレッズへ移籍した19年まで5年連続2桁勝利を記録するなど、メジャー9年の通算成績は75勝64敗1セーブ、防御率3・90。新型コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンとなった昨季は11登板、5勝4敗と勝ち星には恵まれなかったが、リーグ最高の防御率1・73をマークするなど、安定した投球を評価され、カブス(当時)のダルビッシュ(現パドレス)らを抑えてサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得した。

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