レッドソックス沢村、巨人原監督から激励「頑張って来いよ」ロッテにも感謝
ロッテから海外FA権を行使し、レッドソックスと2年契約で合意した沢村拓一投手(32)が17日(日本時間18日)、リモートで入団会見。古巣巨人の原監督から「頑張って来いよ」と激励されたことを明かした。
日本でビザの発給を待っている沢村はこの日、日本から会見に参加し、「自分が評価されている部分を出したいなと思ってます。優れたリーグなので壁にぶち当たるかもしれないですけど、そこで自分が適応していくというか、変化しながら、成長しながら、それに対応していければなと思います」と抱負を口にした。
移籍決断後、最初に報告した相手はロッテの松本球団本部長。沢村は「FA宣言をするにあたって、宣言残留を認めるとはいえども、プロ野球が2月にキャンプインしても僕のことを待ってくれてましたし、ロッテサイドから夢を決断するのに期限を設けないと言っていただいた。だから僕はボストン・レッドソックスにこのような形で契約を結べたと思っている」と説明した。
11年にドラフト1位で巨人に入団し、昨季途中まで在籍した沢村は、同本部長の次に巨人原監督に連絡したことも明かし、、「本当に千葉ロッテマリーンズにも、もちろん、ジャイアンツにも心から感謝しています」。原監督からは「頑張って来いよ」とのエールを送られたという。
沢村は栃木・佐野日大高から中大を経て11年ドラフトで巨人の1位指名で入団。1年目に11勝を挙げて最優秀新人に選ばれた。15年から抑えに転向し、16年は37セーブで最多セーブのタイトルを獲得した。昨年9月にロッテへトレードで移籍。新天地では22試合に登板し、ブルペン陣の柱として13ホールド、1セーブ、防御率1・71をマーク。通算成績は352試合で48勝52敗75セーブ、防御率2・77。