ロッテから海外ＦＡ権を行使し、レッドソックスと２年契約を結んだ沢村拓一投手（３２）が１８日、オンラインで入団会見を行った。巨人時代の１６年に３７セーブを挙げて最多セーブを獲得した実績を持つ右腕は、将来はメジャーでも守護神として活躍を目指す。

　日本でビザ発給を待っている沢村は「評価されている部分を出したい。壁にぶち当たるかもしれないですけど、変化、成長しながら対応していければ」と抱負。抑え候補に挙がっていることには「任せられたところでしっかり頑張りたい。そのポジション（抑え）まで成長していけるように」と謙虚に話した。

　同じ巨人出身で、レ軍の守護神として１３年の世界一に貢献した上原氏に憧れていたという。交渉期間中の相談相手だったことを明かし、「上原さんの存在、助言が僕を導いてくれた」と感謝した。

　レ軍のバッテリー組はきょう１８日にキャンプインする。遅れてチームに合流する右腕は「アメリカの舞台で勝負できることに興奮しています」と、渡米の日を心待ちにした。