山口俊、米ジャイアンツとマイナー契約正式発表 監督は元巨人キャプラー氏
米大リーグ、ジャイアンツが20日(日本時間21日)、ブルージェイズを自由契約になった山口俊投手(33)とマイナー契約で合意し、同投手がアリゾナ州スコッツデールで始まっているスプリングトレーニングに招待選手として参加すると発表した。契約はメジャー40人枠に入った場合、メジャー契約へ切り替わるスプリット契約とみられる。
山口は19年オフに巨人からポスティングシステムを使ってブルージェイズと2年635万ドル(約6億7000万円)で合意。日本での先発と抑えの経験を生かした投球を期待されたが、昨季は中継ぎで17登板、2勝4敗、防御率8・06と振るわず、今季の球団の構想から外れた。今季の年俸317万5000ドル(約3億3500万円)はブルージェイズが負担する。
ジャイアンツの指揮を執るのは05年に巨人でプレーした元外野手のゲーブ・キャプラー氏。今キャンプには広島とロッテに在籍したジェイ・ジャクソンが山口と同じようにマイナー契約で招待選手として参加しており、メジャー40人枠入りを目指す。
山口はブルージェイズのメジャー40人枠を外れた後、SNSで「僕は元気ですよ」とファンに報告。「これからどうなるかはまだわからないのですが、自分の選択に後悔、悔いが残らないようにチャレンジして行きます」との文面の後に力こぶの絵文字を入れ、「まずはいつでも100%で動けるように調整するだけ!!」とつづっていた。