山口俊は先発投手で開幕ローテ争い ジャイアンツ編成本部長明かす 米報道
ブルージェイズを自由契約になり、ジャイアンツとマイナー契約を結んだ山口俊投手(33)が先発投手として開幕ローテーションの枠を争う、と21日(日本時間22日)、NBCスポーツ電子版がファーハン・ザイディ球団編成本部長の話として伝えた。
同サイトによると、ザイディ編成本部長は巨人時代の同投手を調査していたことを明かし、「先発とリリーフの両方で実績はあるが、なかでも2019年の成績はとても素晴らしかった」と話すなど、同投手を先発で起用したい意向を示したという。
メジャー40人枠に入っていない山口はスプリングトレーニングに招待選手として参加し、オープン戦で先発としての実力を証明しなければならない。同サイトは、契約には3月末に発表される開幕ベンチメンバー26人に入らなかった場合、契約を破棄してFAになるなどの条項が含まれていると伝えた。
今季のジャイアンツの先発陣は、年俸1890万ドル(約20億円)のクオリファイング・オファーで残留したゴーズマンと、FA契約したデスクラファニ(前レッズ)、ウッド(前ドジャース)、サンチェス(前アストロズ)の4人のローテーション入りが決定的。山口は残り1、2枠をマイナー契約のトロピアーノ、24歳の有望株ウェブらと争うことが予想される。
山口は19年オフに巨人からポスティングシステムを使ってブルージェイズと2年635万ドル(約6億7000万円)で合意。日本での先発と抑えの経験を生かした投球を期待されたが、昨季は中継ぎで17登板、2勝4敗、防御率8・06と振るわず、今季の球団の構想から外れた。今季の年俸317万5000ドル(約3億3500万円)はブルージェイズが負担する。
山口は20日、自身のインスタグラムで新天地での背番号「77」のユニホームの写真を投稿し、「メジャー契約できるように頑張ります!」と意気込みをつづった。