大谷翔平、直球最速156キロ “原点回帰”チェンジアップにも手応え「メインの球に」

 「エンゼルス春季キャンプ」(24日、テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)が自軍打者を相手に投球感覚を確認するライブBPに初めて登板。両打ちのレンヒフォーと左打者のウォルシュに約20球を投げ、直球は最速97マイル(約156キロ)を計測した。

 練習後にオンライン取材に応じた大谷は「もちろん強度を高めて投げるのは大事ですし、コマンド(制球)良く、ゾーンにしっかり投げるのも大事。どちらも意識はしてはいました」と、この日の狙いを説明。直球に関しては最終球で意図的に腕を振って156キロを計測したことを明かし「ある程度ゾーン内には収まっていたので、あとは細かいコースとか、これからもうちょっとやる必要があるかなとは思います。1回目にはしてはよかったかなと思います」、「全体的にスピンの利いた球がいった時はいいんじゃないかなと思って投げてました」と手応えを口にした。

 球速156キロは、2年ぶりに二刀流で挑んだ昨年8月2日のアストロズ戦でマークした昨季最高速度と同じだった。

 変化球は昨季までと同じスライダー、カーブ、スプリットに加え、日本ハム時代に投げていたチェンジアップも試投した。「日本の時は最初、チェンジアップをメインに投げていたので、そこからシフトしてスプリットをメインにして、という感じだった」とプロ入り直後の投球の軸になっていた球種だったと話し「(今季はスプリットと)両方投げていこうかなと。久々に投げて変化も良かった。基本的には落ち球系だと思うんですけど、より横の動き、しっかりと逃げるように変化できるかどうかっていうのが一番大事。メインの球になればいいなとは思ってます」と意欲を見せた。

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