大谷 156キロ!ライブBP初登板「ちょっと力入れた」完全復活予感の20球

投球後にオンライン取材に応じた大谷
 フリー打撃に登板した大谷(球団提供・共同)
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 「エンゼルス春季キャンプ」(24日、テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が24日(日本時間25日)、アリゾナ州テンピのキャンプ地で自軍打者を相手に実戦形式で投げるライブBPに今年初めて登板した。

 最後の投球となった20球目。大谷の右脚が後ろに跳ね上がり、その体が大きく躍動した。「最後の1球なのでちょっと力を入れた」。球速表示は「97マイル(約156キロ)」。オープン戦前の段階で、早くも昨年8月2日のアストロズ戦で出した昨季の自己最速に並んでみせた。

 「強度」と「制球」をテーマに左打者2人と計5打席対戦した。打球のほとんどがボテボテのゴロ。「去年より肘のなじみ方もいい。ある程度ゾーン内には収まっていた。1回目にしては良かった」と満足感を漂わせた。

 昨季までの持ち球だったスライダー、カーブ、スプリットに加え、日本ハム時代に投げていたチェンジアップも試投。「久々に投げて変化も良かった。落ち球としてよりも横の変化として投げたい。メインの球になればいいなとは思ってます」

 2年ぶりに二刀流に挑んだ昨季は2登板目で右前腕部を故障し、その後は打者に専念した。完全復活を予感させる20球。28日から始まるオープン戦でさらに投球を磨いていく。

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