大谷翔平「もっともっと良くなる」自己最速実戦6打席目で143メートル豪快弾
「オープン戦、エンゼルス6-2レンジャーズ」(3日、テンピ)
エンゼルスの大谷翔平選手(26)が「2番・指名打者」で出場し、五回に今季初本塁打となる中越え2ランを放つなど、2打数1安打2打点、1四球だった。一回の打席は四球、二回1死二塁の好機は二ゴロ、五回2死二塁の打席は2点本塁打。
走る必要はなかった。時速172キロのスピードでセンター方向へ真っすぐに伸びる打球を打席の中から見届けた。
1点リードの五回無死二塁。マイナー右腕クラウスに対し、カウント2-2からの8球目、見送ればボールの外角高めの直球を打ち抜いた。センターのびえる高さ約10メートルバックスクリーンを軽々と越える。推定142・6メートルの豪快弾にスタンドが大きく沸いた。
試合後の大谷は「風もあったので飛距離がどうのこうのっていうのは分からないんですけど」と前置きしつつ、「ある程度いい角度で(打球が)上がっているということはいい(バットの)軌道でとらえられてるということなので結果的にそれがホームランになる確率が高いし、そういう軌道で入っていけると比較的いいバッティングができるのかなと思っています」と自己分析した。
オフから軸足(左足)の使い方を意識したフォームに取り組んでいる。オープン戦初戦となった1日のホワイトソックス戦では2安打をマークし、この日はメジャー移籍後自己最速となる実戦6打席目で最高の結果を出し、「上体がしっかり残ってる段階で打ちに行くかどうかを下半身で決めている感じがするのでいい傾向かなと思います」。この日の3打席を振り返り、「スイングも良かったですし、見送ってる感じも、見え方も良かったので、もっともっと良くなると思う」と話した。