ドジャース・バウアー、片目閉じて3回無失点 侮辱行為?理にかなっている?
「MLBオープン戦、ドジャース1-2パドレス」(6日、グレンデール)
昨季のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)投手で、オフにドジャースと3年1億200万ドル(約110億円)の契約を結んだトレバー・バウアー(30)がオープン戦2度目の登板。連覇に向けて大きな期待を背負う右腕は同地区のライバルを相手に3回を2安打無失点に抑えた。
試合後に物議を醸したのはマウンド上のバウアーの行動だ。目に異物でも入ったのか、何度も右目をしばたたかせて投球した。一回無死二、三塁の大ピンチを無失点で切り抜け、マウンドを降りる際には自分の右目を指差して何かを訴えた。二回も右目をつぶったままボールを投げて3人を料理した。
降板後に受けた中継局のインタビュー。一連の行動について問われた右腕は「片目の僕から点を取れなければ、両目を開けた僕から点を取ることは難しいということが分かった。ちょっと楽しんだだけだよ」と、意図的に片目を閉じて投げていたことを告白。大リーグ公式サイトによると、バウアーは「今日は自分を試してみました。自分を不快な状態に置き、普段と異なる感覚で投げてその対処法を見い出す。僕はそういうことが好きなんです。それが自身の向上につながると思っています」とも説明したという。
試合前には、パドレスのラインアップに自身が苦手にしている主砲のマチャドが入っていないことを知ると、自身のツイッターにスペイン語で「悲しすぎる」とつづった。
インディアンス時代の19年には大量失点後に監督から降板を命じられると、突然、バックスクリーンに向かって大遠投し、出場停止処分を受けたバウアー。投手としての実力だけでなく、不可解な行動や自由奔放な発言で知られる右腕からますます目が離せない。