大谷翔平 3番で4戦連続安打 トラウトとのコンビ結成の条件は「激アツなら」と指揮官
「オープン戦、ブルワーズ10-9エンゼルス」(8日、メリーベール)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「3番・指名打者」で出場し、3打数1安打1得点。オープン戦初出場から4戦連続安打で打率を・500(10打数5安打)とした。
苦手と言われている左腕を攻略した。2点を追う四回。先頭で193センチの長身左腕スーターの外角変化球を2球連続で見逃し、簡単に追い込まれた後、ボール1つを挟んだ4球目、140キロ速球を鋭く振り抜き、ライナー性の打球で左前へ運んだ。前日に続く左腕撃ち。アップトンの2打席連続弾となる中越え同点2ランで生還した。
一回の打席は右腕ウッドラフの初球、156キロのシンカーにバットを真っ二つに折られて二ゴロ。全力疾走で一塁を駆け抜け、際どいタイミングのアウトだった。
五回の第3打席は今オープン戦12打席目で初の三振を喫した。ベテラン中継ぎボックスバーガーのチェンジアップにバットは空を切った。
この日は新加入のスズキ、ファウラー、イグレシアスもラインアップに名を連ねるなど、ベストメンバーで臨んだ。マドン監督は以前から主砲のトラウトの後ろにレンドンを置きたい考えを示していたが、この日は右打ちの強打者トラウトとレンドンの間に左打ちの大谷を入れた。
公式戦を見据えた打順かと思われたが、指揮官は「そういう考えは全くなかった」と否定しながら「トラウトのうしろはレンドンがいい」とあらためて明言。トラウト-大谷の打順の条件として「オオタニが激アツで相手先発が右の場合はその並びも悪くないかもしれない」と話した。
8日のブルワーズ戦のラインアップ(数字は162試合で実施された19年の成績)
1番・二塁 フレッチャー 打率・290、6本塁打、83得点
2番・中堅 トラウト 打率・291、45本塁打、104打点
3番・DH 大谷 打率・286、18本塁打、62打点
4番・三塁 レンドン 打率・319、34本塁打、126打点
5番・左翼 アップトン 打率・215、12本塁打、40打点
6番・一塁 プホルス 打率・244、23本塁打、93打点
7番・右翼 ファウラー 打率・238、19本塁打、67打点
8番・捕手 スズキ 打率・264、17本塁打、63打点
9番・遊撃 イグレシアス 打率・288、11本塁打、59打点