大谷シフト破った!通算128勝右腕からがら空き三塁線へ 5試合連続安打
「オープン戦、エンゼルス5-4ジャイアンツ」(11日、テンピ)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が11日(日本時間12日)、ジャイアンツとのオープン戦に「3番・DH」で出場し、3打数2安打だった。1日のホワイトソックス戦以来、実戦2度目の複数安打で5試合連続安打とし、打率を・538(13打数7安打)に上げた。
内野陣が右へ寄る大谷シフトを破った。初回、通算128勝の右腕クエトの初球を叩くと、打球はがら空きになった三塁線を抜けた。出場全5試合で安打を記録すると、続く三回には遊撃内野安打。武器の快足を存分に生かした。
前に進む姿勢も見せた。初回2死から後続打者の左翼線二塁打で一塁から激走。三塁コーチの指示に従い本塁に突入して憤死となったが、試合後のマドン監督は「ああいうことを私は重視している。非常によかった。アウトにはなったが、泥まみれの姿はまさに野球選手。大好きだね」と称えた。
オフから軸足(左足)に体重を乗せる新フォームに取り組んだ。「しっかりと下(下半身)で回れている時は上(上半身)がフリーな状態になるスペースも大きいと思うので、(打)率が残る可能性が高い」と話したことがある。まだ5試合とはいえ、打率5割超えで、OPS(出塁率+長打率)も1・303に。好調をキープし続ける姿が頼もしい。