レッドソックス・沢村 OP戦初登板 硬いマウンド苦しみ1回持たず1失点3四球
「オープン戦、レッドソックス8-2レイズ」(12日、フォートマイヤーズ)
収穫とともにテーマも明確になった。レッドソックスの沢村拓一投手(32)がレイズ戦で初登板。五回から2番手で2/3回を投げて1安打1失点、1三振3四球。「久しぶりに試合で投げられてよかった。ほっとはしているけど、自分の中で課題が目に見えて分かった」と振り返った。
五回、2死を取ってから二塁打を浴び、さらに3連続四球。押し出し四球での失点でイニング途中の降板となり「後続を打ち取れず、とても反省している」と悔やんだ。
対応に苦しんだのが日本より硬いマウンドだ。制球が定まらず「少し上半身が突っ込む感じはする。腕が自分の感覚よりも遅れている」とフォームに違和感を口にした。
一方、直球は最速97マイル(約156キロ)をマークした。スプリットも94マイルで「スピードに関しては十分」と納得の表情。コーラ監督も「イニングを完了できなかったことは問題ではない。真っすぐも、スプリットも良かった」と評価した。
次回は中2日で15日(日本時間16日)に再び、レイズを相手に投げる予定。沢村は「次につながるというより、つなげないといけない」と先を見据えた。