大谷 5失点も159キロ!開幕4連戦の相手にカーブ多投で手応え
「オープン戦、ホワイトソックス6-5エンゼルス」(13日、グレンデール)
エンゼルス・大谷翔平投手(26)が13日、ホワイトソックスとのオープン戦に先発し、3回途中6安打5失点、4奪三振だった。開幕4連戦で対戦する可能性がある相手にカーブを多投する配球で、最速は159キロをマークした。
マウンド上で思わず笑った。三回1死三塁。フルカウントから127キロカーブで空振り三振を奪うと、相手打者が大谷に向かって「いい球だったよ」と言わんばかりのしぐさを見せた。緩急差は実に30キロ超。開幕戦で戦う可能性がある相手を翻ろうした。
「力を入れた外角高めの真っすぐで嫌な感じのファウルを打たせることができた。最後のカーブも良かったので、前回(5日)よりは良かったのかなとは思います」
中7日で臨んだオープン戦2度目の登板。意図的にカーブを多投した。「18年より速い感じのイメージで投げている」。二回に抜けたカーブを左越え本塁打にされたが、その後も気後れすることなく、改良型を投げ続けた。「打ち取れる、空振りを取れるところは良かった」。全58球中14球でカーブを投じ、手応えをつかんだ。
計5失点にも「シーズンが始まってから当たる相手。(今日の)イメージは生きてくる」。二刀流完全復活が期待されるシーズン。大谷が新たな武器をライバルに植え付けた。