ツインズ・前田 日本人6人目の開幕投手 初の大役に喜び爆発「信じられない」

 「オープン戦、ツインズ5-5レッドソックス」(14日、フォートマイヤーズ)

 ツインズ・前田健太投手(32)が、メジャーで自身初の開幕投手に指名された。バルデリ監督がオンラインでの記者会見で公表した。敵地ミルウォーキーで4月1日(日本時間2日)のブルワーズ戦のマウンドに立つ。日本投手がメジャーで開幕投手を務めるのは、2019年のヤンキースの田中将大投手(現楽天)以来で、通算6人目となった。

 前田は広島時代に5度、大役を経験。メジャーでは6年目で初となった。今月9日の登板後に告げられたという。「すごくうれしい気持ちと、ぐっと引き締まるような思い。メジャーに来て開幕投手ができる日が来るとは夢にも思わなかった。信じられないくらいうれしい出来事。感覚的には良くなってきているので、それを継続していけたらいい」と素直に喜びを表現した。

 ドジャースから移籍1年目の昨季は11試合で6勝1敗、防御率2・70。エース級の活躍を見せて、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の記者投票で2位に入った。

 今年の調整も順調だ。この日はレッドソックス戦に先発して4回無安打無失点、5三振。許した走者は一回2死からの四球による1人だけだった。「良すぎると困るから、次はちょっと点を取られる方がいいかな」と軽口をたたくほどだった。

 オープン戦3試合で計9回を1安打無失点と安定した投球を続けている。バルデリ監督は「去年の成績や彼の振る舞いを見ても、大役にふさわしい」と抜てきした理由を明かした。

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