大谷翔平、二刀流対決完勝 2打席連続被弾の敵軍右腕「彼は本物だとずっと言ってきた」
「オープン戦、エンゼルス3-7レッズ」(15日、テンピ)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、2打席連続左越え本塁打を放つなど、3打数2安打2打点、1三振。大谷の実戦での1試合2本塁打は18年8月3日のインディアンス戦、19年6月30日のアスレチックス戦に続いて3度目。6試合連続安打で打率を・563(16打数9安打)とした。
二刀流対二刀流。大谷が一回と三回の打席で本塁打を放った相手は、投手兼控え外野手の右腕ロレンゼンだ。公式戦では19年6月25日に1打席だけ対戦し、大谷が左犠飛で1打点を記録している。
降板後にオンライン取材に応じたロレンゼンは大谷との対決を振り返り、「最初のホームランは“アリゾナ・ホームラン”だと思ったし、タッカー(捕手のバーンハート)と笑い合っていた」。空気が乾燥して打球が飛びやすいと言われているキャンプ地特有の一発は気にならなかったようだが、「でも2本目は1本目の2倍ほど飛んでいたように思う。いやあ、彼はすごいよ」と感嘆の声を上げた。
過去3年は先発と中継ぎで136試合に登板し、外野手として33試合に出場しているロレンゼン。同じ二刀流の大谷について「僕は彼がここに来た日からずっと彼は本物だと言ってきた。彼がやっていることは大好きだし、このまま両方を継続すべきだと思う。本当に成功してほしい。見ていて楽しい選手。好きな選手を1人だけ選べるなら、彼しかいない」と話した。