沢村拓一 復調のきざし 実戦形式で2回無安打4奪三振「前回より感覚的にはいい
レッドソックスの沢村拓一投手(32)が18日(日本時間19日)、フロリダ州フォートマイヤーズのキャンプ施設で自軍打者を相手に実戦形式の練習に臨み、2回、6人に31球を投げて安打性の当たりを許さず、4三振を奪った。
ここまでオープン戦2試合、1回2/3を投げて2安打2失点、6四球3奪三振。最速156キロを計測するも制球に苦しんでいる沢村は休日返上で練習マウンドに立ち、2日前の登板と比較して「前回投げてる時よりは感覚的にはいい。バッターの反応を見ながら投げられたのは良かった」と話した。
投球の軸となる直球とスプリットは「思い通りに投げ切れたっていうところまでは達してない」と、納得していないようだったが、「スライダーがいい感じで投げられた。カウントを稼いだり、勝負球として使えたりしてたんで収穫かなって感じですね」と手応え。「自分の感覚をどんどんどんどん使っていって初めてこういう感覚だったと言えるものなので、もっともっとゲームで投げていくうちに自分の形にしていければなあと思います」と話した。
ビザ発給の遅れでチームに合流したのは今月2日。英語でのコミュニケーションには「ガッってしゃべることはなかなか難しいですけど、リスニングの感じは、何を言ってるかぐらいは徐々にわかるようになってきてる」と進歩を実感。4月1日の開幕に向けて「いろんなことに慣れて、試して、吸収していかなくちゃいけない。自分に足りないものを補わなくちゃいけないなという感じですね」と、課題克服に意気込みを見せた。