大谷翔平、1番で10戦連続安打&二盗 試合前にはハム時代の同僚、レンジャーズ有原に深々とお辞儀

 3回、中前打を放つエンゼルス・大谷=サプライズ(共同)
 3回、中前打を放つエンゼルス・大谷=サプライズ(共同)
 試合前に笑顔で話すエンゼルス・大谷(左)とレンジャーズ・有原=サプライズ(共同)
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 「オープン戦、レンジャーズ-エンゼルス」(23日、サプライズ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「1番・指名打者」で出場し、3打数1安打1盗塁だった。オープン戦全10試合で安打を記録したが、打率を・600(25打数15安打)に下げた。

 3試合連続1番で起用された大谷は一回の打席で19年12勝の右腕ライルズと対決。初球の外角直球ストライクを見送った後、2球連続ファウル、ボールでカウント1-2となり、最後は縦に割れるカーブにバットは空を切った。

 やり返したのは三回1死二塁の好機だ。初球、外角低めのカーブを積極的に振り抜くと、鋭いゴロ打球が遊撃手の左を抜けて中前へ。10試合連続安打で1死一、三塁と好機拡大。一塁上で笑みをこぼした大谷は2死から二盗成功。今オープン戦2つめの盗塁を記録した。

 五回の第3打席は紙一重の結果だった。2番手左腕アラードに対し、カウント3-1からバットを止めた外角高めのスライダーがストライク判定。6球目、外角直球をはじき返すもわずかに芯を外し、バットの先でとらえた打球が左翼手のグラブに収まった。

 試合前のフィールドでは日本ハムで同僚だったレンジャーズの有原と再会した。左翼線付近でウォームアップ中に近づいてくる有原に気付いた大谷は、腰を折って深々とお辞儀したままた、しばらく顔を上げず。満面笑みで握手を交わした後、準備を中断して6分間、話し込んだ。

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