沢村拓一、3戦連続無失点 151キロのスプリットでベテラン斬り「いい感じ」

 パイレーツ戦に登板し、1回無安打無失点だったレッドソックス・沢村=ブラデントン(共同)
 降板後に取材に応じる沢村
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 「オープン戦、パイレーツ4-7レッドソックス」(27日、ブラデントン)

 レッドソックスの沢村拓一投手(32)が7-4の六回から4番手で登板し、1回無安打無失点、1四球。3戦連続無失点で防御率を3・86とした。

 前日は実戦を想定した投球練習で1イニング、約15球を投げた沢村。米移籍後、初の“連投”となったマウンドは先頭を1ボールから154キロ直球で遊ゴロ。次打者にはこの日最速の156キロを計測するなど、力のある速球を投げ込んだが、カウント3-1から四球。しかし、後続にはつけ入る隙を与えず、3人目を一ゴロ(結果は二封)、さらにメジャー8年目のポランコには150キロ台のスプリットを次々と投げ込み、最後はフルカウントから151キロスプリットで二ゴロに斬りマウンドを降りた。

 オープン戦5度目の登板。最初の2試合は制球に苦しみ、四球から失点した後、その後の3試合は無失点。24日のオリオールズ戦ではイニングまたぎ、この日は連投のマウンドで結果を残し、「感じは良くなってきてる。いい感じにきているかなと思っています」と沢村。降板後は「スプリットでしっかり空振りさせたり、振りにいかせることが自分の中で持っていた今日の課題だった」と明かし、「完璧ではないですけど、しっかりとしたボールが投げられていますし、打者と勝負できているなと感じてはいます」と、5日後の開幕戦に向けて確かな手応えを口にした。

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