「オープン戦、パイレーツ４－７レッドソックス」（２７日、ブラデントン）

　レッドソックスの沢村拓一投手（３２）がパイレーツとのオープン戦に７－４の六回から４番手で登板し、１回無安打無失点、１四球。３戦連続無失点で防御率を３・８６とした。

　前日は実戦を想定した投球練習で１回、１５球程度を投げた沢村。米移籍後、初の“連投”となったこの日は１死から四球を出したが、最速１５６キロの直球に１５０キロ台のスプリットとスライダーを織り交ぜて後続を抑えた。

　５日後の開幕に向けてまた一つギアを上げた右腕は、課題に挙げているスプリットに「完璧ではないですけど、しっかりとしたボールが投げられていますし、打者と勝負できている」と確かな手応え。抑え候補バーンズの新型コロナウイルス感染が判明したが、「自分のやるべきことをしっかりやるだけ」と平常心を強調した。