大谷翔平、「2番投手」リアル二刀流で大乱調 3被弾5四球7失点 右手のまめ影響か

ドジャース戦の2回、シーガー(奥)に本塁打を浴びたエンゼルス・大谷=ロサンゼルス(共同)
ドジャース戦の1回、ターナー(奥)に四球を与えたエンゼルス・大谷=ロサンゼルス(共同)
ドジャース戦の1回、見逃し三振に倒れるエンゼルス・大谷=ロサンゼルス(共同)
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 「オープン戦、ドジャース-エンゼルス」(29日、ロサンゼルス)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・投手」で出場し、投手としては3本塁打を浴びるなど、3回途中4安打7失点、5四球3三振。打者としては1打数無安打だった。

 21日のパドレス戦に続いてリアル二刀流で出場した大谷。一回表の打席は左腕ウリアスにカウント2-2と追い込まれた後、見送った外角低めの154キロ直球をストライクと判定され、見逃し三振に倒れた。

 打席後のマウンドでは苦しんだ。先頭ベッツを154キロ直球で二飛に打ち取ったところまでは良かったが、シーガー、ターナーに連続四球。4番ベリンジャーには156キロ直球で追い込み、129キロカーブで一ゴロに斬って2死とした後、ポロックをストレートの四球で歩かせて満塁。マンシーへの暴投であっさり1点を失った。

 イニングが変わっても修正は利かなかった。先頭をこの日4つ目の四球で出すと、8番テイラーにはカウント1-2と追い込みながら高めに浮いたスライダーを左翼席へ2ラン被弾。2死走者なしの場面では3ボールからストライクを取りに行った150キロ直球をシーガーにとらえられて左中間本塁打にされた。

 三回は先頭ベリンジャーをスプリットで空振り三振に仕留め、持ち直したかと思われたが、次打者に四球を出した後に右手指先を気にする仕草。続くマンシーにはカウント2-2から変化球を中前へはじき返されると、7番スミスにカウント1-1から投じた外角低めへの117キロカーブを右越え3ラン。マウンドに向かったマドン監督に右手中指の状態を説明した大谷はそのまま降板した。

 大谷は「1番・投手」で出場した21日のパドレス戦で米自己最速の164キロを計測。打っては2安打を放つ活躍を見せたが、この日はカーブとスプリットは安定していたものの直球の制球に苦しみ、63球を投げてストライクは31球。最速は159キロだった。

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