大谷翔平、乱調は想定内 右手まめ破れても「球数を優先」3被弾5四球7失点

ドジャース戦の3回途中、マドン監督(右端)に降板を告げられるエンゼルス・大谷(17)=ロサンゼルス(共同)
ドジャース戦に先発したエンゼルス・大谷。2回1/3を4安打7失点だった=ロサンゼルス(共同)
降板後にオンライン取材に応じる大谷
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 「オープン戦、ドジャース10-2エンゼルス」(29日、ロサンゼルス)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・投手」で出場し、投手としては3本塁打を浴びるなど、3回途中4安打7失点、5四球3三振。打者では1打席に立ち、見逃し三振だった。前回21日のパドレス戦の登板でできたまめが投球に影響し、63球のうちストライクは31球。最速は159キロだった。

 降板後の大谷は前回、「1番・投手」のリアル二刀流で出場したパドレス戦で右手中指にまめができたことを明かし、「おそらく(今日の登板で)むけるのかなとは思ってました」と、想定内のアクシデントだったことを強調。「それよりは開幕カードに向けての球数を投げるというところの方が大事、という判断での登板だった。ある程度球数を投げて全部むけてしまったので、このまま投げ続けるよりもある程度投げたし、ここで降りた方がいいなという判断だったと思います」と降板までの経緯を説明した。

 まめによる投球への影響については「そういう時にしっかりと投げるというのも技術かなとは思う」と話す一方で、打者16人のうち7人から初球ストライクを投じたカーブを例に挙げ、「カーブとか人差し指で投げるようなボールは比較的、制球が良かったので少なからずはあると思いますね」と、まめを制球難の一因に挙げた。

 メジャー4年目の今季は4月1日のホワイトソックス戦で幕開け。1、2戦目に打者で出場した後、1日の調整をへて4日に初登板を予定している。まめができた21日の登板から中7日のマウンドで患部が悪化する結果となったが、大谷は「開幕戦でむけるよりは今日むけてしまった方が良かった」と前向き。「大丈夫かなと思います。5日間しっかり(キャッチボールなどで)投げれば、ある程度(患部は)強化される状態にはいくかなとは思います」と6日後のマウンドに意欲を見せた。

 この日の大谷は立ち上がりから制球が安定せず、初回は3四球に暴投が絡んで1失点。二回は先頭に四球を与えた後に2ランを許し、2死からソロ被弾でさらに失点を重ねた。三回途中には右手の指先を気にする仕草を見せながらも続投し、3ランを浴びたところでマウンドを降りた。

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